第17回忘却の実態 長く覚えるコツは!?
はじめに
第5回のレポートでは忘却の実態について調査し、1週間で約半分、1か月で更に半分を忘れてしまうことを明らかにし、人は一度覚えたことでも忘れてしまうことを念頭におきながら復習をすることを提案しました。
今回は、さらに効率的な学びのために、“定着しやすくなる学び方”について示唆を得たいと思います。
忘却に関する実態
今回も第5回と同様に、中学社会を対象として調査を行いました。
atama+では一人ひとりの理解度をAIが診断し、習得していると判断すれば合格となります。一方で、AIが一度合格と判断した単元においても復習をする過程で忘れていると判断されると、合格が取り消され、もう一度学習を促す仕組みになっています。
第11回、12回のレポートではこまめに学習することで学習効率が高められることが示唆されました。今回のレポートでも、学習頻度に焦点を当て、合格取り消しまでの日数を調査します。
こまめに学習しているグループは、1.7倍も長く覚えていられる
atama+の学習時間が同程度の生徒を、ログイン回数によって3グループに分けました。
ログイン回数が最も低いグループ(50回未満)は合格が取り消されるまでに平均で13.5日でした。一方、ログイン回数が最も多いグループ(100回以上)は23. 1日でした。
この2グループでは1.7倍の差が開いています。
長く覚えるコツは、こまめに学習すること!
こまめに学習している生徒ほど、長く覚えていられることが分かりました。
時には、一夜漬けのような学習になってしまうこともあると思います。しかし、せっかく同じくらいの量を学習するならば、こまめに学習をして長く記憶していきましょう。
atama+では適切なタイミングで復習をおすすめしてくれます。皆さんが長く覚えていることに貢献できるはずです。こまめにログインしてみてください。
補足
※ログイン回数の頻度が高いことを、「こまめに学習している」と定義しています。
※合格が取り消されるまでの平均日数が長いことを、「長く覚えていられる」と定義しています。
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