第19回「特訓」で復習する人ほど、学習効率が高い

はじめに

前回の記事では、ウォームアップで復習をする生徒の方が忘れにくいということを明らかにしました。今回も引き続き復習に関する学習方法について調査しました。

復習は重要?

「復習することは重要だ」と聞いたことがある人は多いと思いますが、それは本当なのか、本当だとすると効果はどれくらいなのか、ということが今回のテーマです。

atama+ではAIが各生徒の理解度を分析し、習得していると判断すれば合格となります。合格した後も単元の定着のために、「特訓」という復習中心の学習をAIがおすすめします。
いずれのアクティビティもAIのおすすめを基に、生徒がどこを学習するか自分で選んで学習を進めていきます。

今回は「特訓」を選んでいる生徒と、そうでない生徒を比べ、学習効率の違いを調査しました。

「特訓を1回以上学習」、「特訓を1回も学習していない」の2グループに生徒を分けて、1時間当たりの合格単元数を調査しました。

調査の結果、「特訓」で学習している生徒は、1時間あたりの合格単元数が多いことがわかりました。その差は0.5単元となり、約14%の開きが出ました。

この結果から、復習をすると学習効率が高いことが分かりました。学びは一度だけではなく、繰り返し行うことで深まります。そして、その学びを前提として、新しい内容を学んでいくことになります。
みなさんもatama+の特訓等、復習をしてみてください。

補足:
*特訓で学習している生徒を「復習する生徒」と定義しています
*特訓の学習回数を基準にしてグループ分けしており、学習時間が伸びると特訓を1回以上学習している生徒は増えていきます。そのため今回の調査では、一定の学習時間の生徒を抽出して分析しています
*1時間当たりの合格単元数が多いことを学習効率が高いと定義しています

PDF版ダウンロード:第19回学習データレポート
2024年2月9日